素晴らしい日本人の知恵・・・老師が教えるインナーパワー
2009年03月05日
へそ曲がり
向かって左側の前の人(攻め手)がしっかり突き出した右手を、さらに後ろの人が動かないように支える。
それを、右側の人(受け手)が左手を使って、その二人の力が加わった腕を、払って崩す技・・・。
このとき受け手は、技をかけるときに呼吸、意念、動作などを統一して
「気」を発揮しようとするが、統一が上手くいかない・・・・・。(写真では、あまり効いてないところを撮影)
受け手が呼吸、意念、動作を統一するとよいのですが、それだけでは技は効きません。
・・・技を効かせるには先ず「気」を流すことが大事です。
そうした後に「気」を発揮すると、相手が何人でも簡単に崩れるわけです。
(モデルの方は実際にはかなり出来ます)
先生の教えるとうりに技を展開する。素直な気持ちで邪念なく一気呵成に行うと
できるのです。
・・・「型」と日本人 著者 武光誠PHP新書に : 師匠から言葉で教わるものも師匠の動作や
声を見聞きして覚えていくものもある。型を身に付けて、師匠に近い域に達するのは容易ではない。
この間、弟子たちは「こうしたほうが師匠のやり方より良いのではないか」 といった雑念を
はさんでははならないとされる・・・。
へそ曲がりの性格である場合、脊椎が歪んで、実際にヘソが斜めを向いていることが
多いらしいです。 心は肉体にも影響するのでしょう。
技を覚える場合に、へそ曲がりでは当然できません。
素直になって無心に、行うことが上達の早道です。
私が若いころ「自由」という言葉が日常よく聞かれるようになりました。
「自由」 というのは日本書記あたりでは自分勝手だとか身勝手と言った
悪い意味で、使ったらしいですね・・・・・。
いま自由の、はき違いをしている人が増えています・・年齢に関係なく
若者も年配者も、自分さえ良ければ周りがどう思おうと、迷惑しようと
かまわないといった人が多くなっています。
・・・・・こういう人は、そのうち脊椎が歪んでくるのではないかと心配しています。